核融合炉において“ダイバータ”は極めて重要な役割を担っています。高い耐熱性および除熱性の両立が求められるため、高融点金属であるタングステンと熱伝導性に優れる銅を用いた接合体の開発・実用化を目指しています。
当社は、核融合科学研究所殿の協力を得て、大型ヘリカル装置の真空容器用保護板を製作し納入しております。保護板は、使用される箇所により微妙に形状が異なっており高度な加工技術が要求されます。
真空容器壁の熱負荷が高い箇所は、耐熱性の高いモリブデン製のタイルで覆われています。
これらのタイルは同じくモリブデン製のボルトで固定され、裏側の水冷チャンネルを用いて常時冷却されます。
プラズマが生成される真空容器内壁は約7000枚の耐熱タイルで保護されています。